クレフのデビューは1992年の5月まで遡りますが、マツダには独自で展開する販売チャンネルが存在するのですがご存知でしたでしょうか?
1989年に発表されたキャロルやAZ-1 に代表されるオートザム、バブルカーの象徴と言われたコスモや初代ロードスターに代表されるユーノス、そしてMSシリーズや三代目RX-7に代表されるアンフィニがこれに当たります。
クレフは、その中のオートザムで発表されました。
そのオートザムは以前より、主に軽自動車に力を入れた経営方針を貫いています。
そのため「軽自動車=オートザム」というイメージが余りにも強く、このイメージを消費者や市場が払拭し切る事は到底不可能であると言わざるを得ないのです。
その中で対極に位置する高級車の発売へと至ったため、クレフは消費者や市場に浸透する事なく思うように売上げを伸ばす事ができなかったのです。
結局クレフは、1994年3月を以って生産中止の憂き目に合う事となります。
僅か2年弱という短い生産期間であったという事実も、クレフの希少性に輪を掛けているとも言えます。
クレフの位置付けとしては、ミドルクラスのスポーティーサルーン。
なんと言っても200馬力を誇る心蔵部を持っていますので、スポーティーサルーンと呼ぶに相応しい車であると言えます。
この200馬力を誇る心臓部は、2500cc-60度V型6気筒DOHC24valveエンジンを搭載。
そして160馬力を誇る2000cc-60度V型6気筒DOHC24-valeエンジン搭載車も存在しますし、125馬力を誇る2000cc-直列4気筒エンジン搭載車もラインアップされています。
皆さまは、このクレフという名称の由来をご存知でしょうか?
クレフを英語で書くと「clef」となりますが、日本語での意味は「音符記号」となります。
クレフの流れるようなフォルムが、楽譜の上で連なる音符記号を連想させると言う事で命名されたものであると判断できますが、この辺にもマツダのセンスの良さが感じられると思われるのですが如何でしょうか?
マツダの総合書籍にも何故か掲載される事のないクレフ。
このような哀しき性(さが)を持つ車も存在するのですね...「クレフよ、永遠なれ!」
