コスモという言葉を聞いた途端、胸を躍らせたマツダファンの方も多数お見えでしょう。
ただ一口にコスモと言っても、実に様々な車種が存在します。
その中でも古くからのマツダファンの方は、間違いなくコスモスポーツを思い浮かべた筈です。
コスモスポーツは、今から遡る事1967年に産声を上げます。
マツダ伝説の象徴とも言えるコスモスポーツは、紛れもなくマツダの最高傑作のひとつに数えられる夢のような車でした。
コスモスポーツの最大の特徴は、世界初の491ccのエンジンを2基搭載したロータリーエンジンに尽きるでしょう。
10A型2ローターで構成されたコスモスポーツのロータリーエンジンは、最高出力110ps/7000rpm・最大トルク13.3kg-m/3500rpmのスペックを誇ります。
僅か491ccのエンジンが2基搭載されただけでこれだけのスペックを誇る心臓部は、当時としては驚異的な代物であったのです。
コスモスポーツのもうひとつの大きな特徴としては、その先鋭的でエアロダイナミクスに優れたスタイリング。
スポーツカーのお手本とも言えるその流麗なスタイリングは、現在に於いても十分に通用するものであると思われます。
この時代にこれだけ完成度の高い車を造り上げたマツダ。
「マツダ恐るべし!」である。
そしてもう一台、決して忘れてはならないコスモの名を冠する車が存在します。
その名はユーノスコスモ。
私と同年代(30代後半)の世代の方は、コスモと言えばやはりこのユーノスコスモを思い浮かべる事でしょう。
ユーノスコスモの発売は1990年ですので、まさにバブルカーの象徴とも言える車に仕上げられています。
全面に革張りが施された近未来的なエクステリア、そして完全無欠の美しいクーペスタイルが我々の目を惹き付けます。
このスタイリングに勝るとも劣らない心臓部を持っているのも、ユーノスコスモの大きな特徴と言えます。
654ccのエンジンをなんと3基搭載した3ローターツインターボエンジン。
一代限りで消滅してしまったこの伝説のエンジンは、最高出力280ps/6500rpm・最大トルク41.0rp-m/3000rpmを発揮し、当時としては最高のスペックを誇っていたのです。
また、市販車としては初となるGPSナビゲーションシステムが採用されたのも、このユーノスコスモの特徴でしょう。
コスモスポーツ&ユーノスコスモ…この二台のコスモはマツダの最高傑作として、現在も私たちの心の中で輝き続けています。
「復活を望む!」
こう祈っているのは決して私だけではないでしょう。