クロノスが発売されたのは、今から遡る事1991年11月。
1991年と言えば、バブル経済の崩壊がジワジワと進行していた時期に当たります。
つまり、クロノスはバブル経済の真っ最中に開発された事になります。
その恩恵を受ける形で、クロノスは全長4695mm/全幅1770mm/全高1400mmにも及ぶ堂々とした3ナンバーボディを持っていました。
そして、その堂々としたボディを支える心臓部には2000cc-V型6気筒DOHC24valveエンジンが採用され、足回りにはトーコントロール機構が与えられたリアサスペンションが採用されていました。
実際、クロノスのこの心臓部と足回りは決して伊達ではなく、大柄なボディを物ともせずに高い運動性能を誇っていたのです。
クロノスには兄弟関係と呼べる車が存在します。
それは、マツダの展開する販売チャンネルから生まれたアンフィニMS-6。
そして、先にご紹介しましたオートザムクレフ。
アンフィニMS-6の詳細に関しましては後述致しますが、クロノスはそのアンフィニMS-6とオートザムクレフと共に、ボクシングの亀田三兄弟ならぬマツダの個性派三兄弟と呼ばれていたのです。
さすがに亀田三兄弟には敵わないかもしれませんが、三台共実に個性的なキャラクターを持っており、個性という点に関しては他の追随を許さない程の勢いがあったのです。
クロノスの位置付けは、カペラの純粋な後継モデルとなっています。
これは、カペラのシャーシをベースとして開発されている事でご理解頂けると思います。
しかし、カペラとは異なり、大柄でゆとりのあるボディが与えられたのがクロノスなのです。
いずれにしても、高級車志向ながら「ファン・トゥ・ドライブ」を立派に実践できる車を造る事のできるマツダは、やはり只者ではないと言えるでしょう。
