エチュードについて
ファミリアの後継車種という肩書きを携え、バブル経済全盛期の1987年に鳴り物入りで登場したエチュード。
流麗なクーペスタイルが受けて多くの若者を虜にしたものの、結局僅か2年という短期間で生涯を終える事になります。
まさに悲劇の主人公とも言える悲惨な末路を辿ったエチュード。
しかし、大ヒットを記録してガンガン売れ続けたような車よりは、ある意味幸せであると私は思います。
ある程度時間が経過してから再考してみた場合、エチュードのようないわゆる不人気車種の方が意外と人々の心には残るものです。
中でもマニアックな車が好きな私みたいな人間の場合、特にその傾向が強いように思います。
私事で申し訳ありませんが、私は以前スバル「アルシオーネSVX」という非常にマニアックな車に乗っていました。
スポーツカーのようなスタイルもさる事ながら、サイドルーフが全面ガラス張りという特殊なデザインであったため、街中を走っていると大変注目を集めた覚えがあります。
それがまた快感でもありました…
さて、そんなエチュードですが、最も思い出深いのが当時のCMで流されていたBGMに尽きるでしょう。
そのBGMは、クリス・レアが唄う「オン・ザ・ビーチ♪」。
その曲調がスタイリッシュなエチュードとベストマッチしており、多くの人々を魅了したものです。
非常にスタイリッシュなデザインを持つエチュードですが、ホワイト/グレーのツートンカラーが当時の人気NO.1カラーでした。
エチュードのカラーバリエーションはホワイト/グレーの他、イエローやブルーもラインアップされていましたが、最もエチュードのイメージにマッチしていたのがこのホワイト/グレーでありました。
その他、ガラス張りがなされたリアハッチ・視認性を重視した大型テールランプ・フォグランプが内蔵されたヘッドライト等、先進的な装備面も好評を得ていました。
エチュードは現在のところ中古車の流通はほとんど無く、入手する事は非常に困難と言わざるを得ません。
しかし、運良く中古車雑誌等に掲載されている可能性も無いとは言い切れません。
いずれにしても幻の名車エチュードを入手したいと考えている方は、とにかく粘り強く探してみる事です。
可能性は低いと言わざるを得ませんが、もしかすると極上品がゲットできるかもしれません。