ユーノス100は1989年11月、マツダの販売チャンネルのひとつであるユーノスブランドから発信された車です。
ユーノスブランドは以前から個性的な車を造る事で有名ですが、このユーノス100はその中でも非常に際立った存在でした。
保守的なお国柄である日本では、やはりと言うべきか個性の強い車は売れるはずもなく、ユーノス100の生産台数は僅か1000台と極少でした。
スタイリングは典型的な5ドアハッチバックスタイルながら、現在では非常に珍しいと言えるリトラクタブルヘッドライトが装備されていたユーノス100。
ユーノスブランドの中でのユーノス100の位置付けはコンパクトカーであり、ベース車となったファミリアアスティナとは血を分けた兄弟関係となっていました。
ユーノス100の心臓部には、1800cc&1500cc直列4気筒エンジンが搭載されており、FF駆動方式の採用と素直なハンドリング性能、そして軽量なボディとの組み合わせにより活発な走りを我々に見せてくれました。
また、ミッションに5速マニュアルと4速オートマチックが採用されていたのも特徴です。
ユーノス100のグレード設定は、エントリーグレードのタイプAとトップグレードであるタイプBの2種類で、タイプBには本革シートが奢られていたのも大きな特徴と言えます。
そんなユーノス100ですがその後は生き残るには至らず、同じユーノスブランドのユーノスロードスターやユーノス800のような人気モデルを尻目に、ついに生産終了の憂き目を見る事になったのです。
しかしながら、私たちはユーノス100を決して忘れる事はないでしょう。
「ユーノス100よ、永遠なれ!」
