ユーノスプレッソの概要
ユーノスプレッソは、ユーノスブランドの中でもよりスポーツ志向の強いモデルのひとつに数えられています。
ツーシーターのようなコンパクトなキャビンを持ったエクステリアは、当時のマツダのトレンドでもあったイタリア車の様。
そういえば同じユーノスブランドのユーノス500も方向性こそ違え、やはりイタリア車のようなイメージを持っていました。
余談となりますが、ユーノスプレッソのプレッソ(presso)とは、イタリア語で「仲間」という意味だそうです。
ひょっとすると、ユーノス500のような同じ匂いを持つ仲間をもっともっと増やしたいという事なのかもしれませんね…
ユーノスプレッソには、全長4215mm・全幅1695mm・全高1310mm、そしてホイールベース長が2455mmと、比較的コンパクトなボディが採用されているのが特徴です。
しかしながら、インテリア空間は意外にも広々としていますので居住性は十分に高いですし、2ドアクーペ特有のリアシートの狭さを立派に克服している辺りは、さすがはマツダが造る車であると言えるでしょう。
ユーノスプレッソの心臓部には、1800ccV型6気筒DOHCエンジンが搭載されています。
1800ccという小さな排気量にV型6気筒DOHCエンジンを載せるというアイデアは、当時巷の話題を大いにさらったものです。
これも、ある意味バブルの恩恵を受けていたと言えるのでしょう。
ユーノスプレッソには当初、この1800ccV型6気筒DOHCエンジン搭載車しかラインアップされていませんでしたが、発売から2年後の1993年9月、1500cc直列4気筒DOHCエンジン搭載車がラインアップに加わります。
尚、この1500cc直列4気筒DOHCエンジンは、ユーノスプレッソの兄弟車であるマツダAZ-3に搭載されているものです。
それに伴い、1800ccV型6気筒DOHCエンジン搭載車がレギュラーからハイオク仕様となり、そして最高出力が5psアップの145psと変更になっています。
そして1996年4月、ユーノスブランドの消滅に伴い、「ユーノスプレッソ」の名称はそのままにマツダアンフィニブランドでの販売が継続されます。
そんなユーノスプレッソも1998年6月、マツダファミリアのフルモデルチェンジによる関係上、ついに生産中止となり姿を消す事となったのです。
ユーノスブランドの存在期間は、1989年から1996年の僅か7年間。
しかしながら、ここでご紹介したプレッソを初め、数多くの真の名車を世に送り出してきた実績があります。
消滅してしまったのは誠に残念な事なのですが、現在でも数多くの熱狂的な信者が存在する事だけは紛れもない事実なのです。
「ユーノスブランドは永久に不滅なのです!」
