ルーチェの概要
ルーチェの歴史はかなり古いのですが、この車もマツダが誇る名車のひとつに立派に名を連ねています。
ルーチェの中でも最高傑作との呼び声が高いのが1972年に発売された2代目であり、このモデルにはなんとあのRX-4の名称が与えられていました。
1966年発売のジウジアーロデザインで一世を風靡した初代ルーチェとは趣がかなり異なっている2代目ルーチェ。
空気抵抗の削減を狙ったスタイリングは初代を踏襲するものの、5ナンバーフルサイズボディが与えられた事によりかなり大柄なボディとなっています。
2代目ルーチェの大きな特徴としては、その心臓部に隠されていると言っても過言ではないでしょう。
当時のマツダ世界戦略の一端を担っていた573ccを2基積んだ水冷2ローターエンジン搭載車の他にも、通常のレシプロエンジンが搭載されたモデルもラインアップされていた2代目ルーチェ。
これはドライバーの好みによる選択が可能ですので便利と言えば便利なのですが、マツダの頭の中は間違いなくロータリーエンジン搭載車に重きを置いていたのは承知の事実。
ロータリーエンジンを搭載する2代目ルーチェは、RX-4の名に恥じない爆発的な加速力を我々に見せ付けてくれたのです。
そして時代は流れ1986年9月、ちょうど5代目に当たる最終型ルーチェが発売されます。
和製メルセデスベンツの異名を採る5代目ルーチェは、バブル期を象徴させる大柄で迫力満点のボディが大きな魅力。
また、マツダとしては初となるV型6気筒レシプロエンジン搭載モデルが新たにラインアップに加わります。
「えっ、ロータリーはもう廃止されちゃったの?なんか寂しいな〜!」
心配ご無用です…5代目ルーチェにもロータリーエンジン搭載車がしっかりラインアップされていました。
それも、ただのロータリーではなくターボチャージャーが装着されているというオマケ付きです。
この5代目ルーチェのREターボエンジンは最高出力180psを誇るまさにモンスター。
しかしながら、発売から5年後の1991年5月、5代目ルーチェは惜しまれながらも姿を消す事となります。
同時に、セダンモデルへのロータリーエンジンの搭載はこれが最初で最後となったのです。
