ミレー二アには、マツダの誇る最高級サルーンとして永年に亘って君臨してきたという実績があります。
そのミレー二アの大きな特徴は、優雅で洗練されたエクステリアに隠されています。
マツダは一部の車に、それらの車に沿ったテーマを与える事が多いのですが、このミレー二アにもあるテーマが与えられています。
それは「10年基準」。
つまり、例え10年という歳月が経過したとしても、ミレー二アの持っているあらゆる価値は決して色褪せる事はないという意味。
これは、ミレー二アという名称からもご理解頂けると思います。
ミレー二アとは英語のミレニアムから連想されている言葉であり、日本語に訳すと「至福千年」となります。
つまり、「千年経っても幸せであり続けたい」という意味となります。
確かに、ミレー二アのその洗練されたスタイルであれば、10年はおろか100年や1000年の時が経とうが色褪せる事はないのかもしれません。
さて、ミレー二アは1997年、プレミアム性を最重要課題として開発された中で誕生を迎える事になります。
そのため、ミレー二アには質感に拘った造りが至るところになされています。
4870mm・1770mm・1395mmといったサイズを誇るミレー二アのボディは、ラグジュアリーサルーンの名に相応しい堂々たるもの。
そして、ミレー二アのボディを支える心臓部は、2500ccV型6気筒DOHCエンジンが搭載されており、最高出力190ps/6500rpm・最大トルク22.2kg-m/5000rpmのスペックを誇ります。
1490kgという重量ボディをいとも簡単に前進させる事のできるこの強力な心臓部は、ミレー二アだけに与えられた特権のようなもの。
また、V型6気筒エンジン特有の静粛性も顕著ですので、ミレー二アのその滑らかで上質な走りにより一層の輪を掛けているとも言えます。
そして、ミレー二アはその後、多くの人々に惜しまれながらも姿を消す事となります。
スポーティーカーやコンパクトカーのイメージが強いマツダですので、確かに叶わぬ願いであるのかもしれません。
しかし、ミレー二アのような高級車をこれからも造ってほしいと願っているのは、決して私だけではないでしょう。