MS-9は、アンフィニMSシリーズの頂点に位置する車です。
同時に、マツダのフラッグシップモデルとして登場したセンティアとは実の兄弟関係に当たります。
MS-9のエクステリアは、曲線を多用したデザインが採用されています。
そのためそれほど威圧感は感じられないものの、フラッグシップモデルらしく堂々とした大柄なボディを持っているのが特徴です。
MS-9が発売された1991年当時は、直線を基調としたスクエアなデザインが採用されたモデルが大多数を占めていました。
一方MS-9はそれらのモデルとは対極に位置するため、一種独特なキャラクターとして巷では捉えられていた感があります。
しかし、兼ねてからのマツダファンの方の反応は180度違っていました。
「マツダよ…よくぞ造ってくれた!」とばかり、MS-9を快く迎え入れたのです。
フラッグシップモデルらしく高級車らしい造りこみが随所になされていたMS-9。
中でも全長4925mm・全幅1795mm・全高1380mmのサイズを誇る大柄なボディ、そして車重も1640kgと重量級ですので、当時は抜群の存在感を誇っていたのです。
MS-9の心臓部には3000ccV型6気筒OHCエンジンが搭載されており、最高出力200ps/6000rpm・最大トルク27.7kg-m/3500rpmのスペックを誇っていました。
パワーも十分過ぎるほどありトルク感も高い事から、MS-9はフラッグシップモデルに相応しいダイナミックな走りを実現していたのです。
さらに、マイルドな味付けがなされた2500ccエンジン搭載モデルもラインアップされていた事も付け加えておきましょう。
その他、センティアには設定されていない「ブラックフォレストマイカ」と呼ばれるボディカラーの採用。
そして1992年10月に発売されたアンフィニ1周年記念モデル「30タイプJ」グレードには、あのBBS製アルミホイールが装備されていました。
そんなMS-9も1994年1月、センティアのマイナーチェンジに伴い姿を消す事となったのです。
永遠に語り継がれるであろうアンフィニが誇るプレステージサルーンMS-9に敬礼…
