ポーターの概要
ポーターは1968年、1961年に登場した同じトラックスタイルを持つB360の後継車として誕生します。
ポーターはいわゆる軽トラックであり、心臓部には360cc4サイクル4気筒OHVエンジンを搭載していました。
現在ではとても考えられない僅か360ccという小さな心臓しか持ち合わせていないポーターは、坂道等の多くの力を有する場面をとても苦手としていました。
一旦坂道を登り始めるとポーターの心臓の鼓動はとても早くなり、本当に辛そうであったのを想い出します。
また、荷物をたくさん積んでいる時も、「ご主人さまに迷惑を掛ける事はできない。頑張らなければ!」と汗水垂らして一生懸命走っていたのです。
そんなポーターも、狭い道が入り組んでいるような街中では、打って変わって目を覚ましたような走りっぷりを我々に見せてくれました。
ポーターは身体が極めて軽いので、その小さな心臓でもスイスイと走り切る事ができたのです。
そして、誕生から5年後の1973年、ついにポーターもマイナーチェンジが行われる事になります。
主な変更点としては、小さくて力の無かった心臓が4サイクルエンジンから2サイクルエンジンへと変更されました。
排気量は据え置きながら、2サイクルエンジンという瞬発力に長けた心臓を得たポーターは、生まれ変わったようにキビキビと走り抜けてくれました。
しかし、1975年を以ってポーターは生産中止となり、7年間の短い生涯を全うしたのです。
このような個性的で愛嬌のある車がこの先誕生する事はもう皆無であると言えるでしょう。
でも、ポーターのような味のある車を愛している人々は、この日本にはまだまだたくさん存在します。
そのような方々にポーターがこれからも愛され続けていく事を我々は願わずにはいられません。
