サバンナについて
サバンナの名を持つ車としては初登場となるサバンナRX-3。
「えっ、サバンナってRX-7の事でしょ!?サバンナRX-3って何なの?そんな車本当に存在するの?」
このように、サバンナと言うと巷ではサバンナRX-7と捉えられる方が多いと思われます。
しかしサバンナは、実はこのサバンナRX-3が元祖なのです。
サバンナの大きな特徴と言えば、やはり心臓部にロータリーエンジンが搭載されているという点になるでしょう。
このロータリーエンジンは、1967年のコスモスポーツを筆頭に同年に二代目ファミリアに、そして1970年にはカペラクーペに搭載される事になります。
年月を重ねる事で進化を遂げたロータリーエンジンは、このサバンナに搭載される頃にはついに円熟期を迎える事になります。
結果、日産スカイラインGTRをレースシーンで完膚なきまでに叩き潰し、その後連戦連勝記録を樹立するに至ります。
また、サバンナのロータリーエンジンはプライベートでもその真価を大いに発揮し、公道でもまさに敵なしの状態が続いたのです。
サバンナはレースシーンでの活躍からクーペスタイルのイメージが強いですが、セダン&ワゴン(スポーツワゴン)スタイルの車もバリエーションとして用意されていました。
特筆すべきはサバンナスポーツワゴンでしょう。
スポーツワゴンと言えばスバルレガシィが元祖のように感じられますが、“スポーツワゴン”の礎を築いたのは実はマツダであったのです。
サバンナスポーツワゴンには、ロータリーエンジンの搭載はもちろん、専用設計されたリアサスペンションも採用されていました。
エポックメーキングな走行性能と車体構造を見せていたサバンナスポーツワゴンですが、後世に名を残すような伝説を創る事は叶いませんでした。
主な理由としては、レースシーンでの華々しい活躍から、クーペスタイルのイメージが市場に浸透し過ぎた事が挙げられます。
これはある意味致し方ない事ではあるものの、現在に於けるスポーツワゴンのムーブメントを考えてみた場合、やはり寂しいと言わざるを得ません。
現在スポーツワゴンというカテゴリーがこの世に存在するのは、このサバンナスポーツワゴンのお陰であるという事実を、我々は決して忘れてはならないのです。
