センティアの概要
センティアはバブル絶頂期の1991年、マツダのオリジナル高級車の登場を待ち望んでいた方々の期待を一身に受けて発売されたプレステージサルーンです。
そして、マツダの販売チャンネルのひとつであるアンフィニから誕生したMS-9とは、実の兄弟関係に当たります。
しかしアンフィニMS-9は、1994年に行われたセンティアのマイナーチェンジによって消滅を余儀なくされる事になります。
センティアは、曲線を多用した優雅なスタイリングが大きな特徴です。
その威風堂々とした3ナンバーのフルサイズボディは、他を圧倒するほどの迫力を漂わせていました。
しかしながら、流麗で美しいフォルムデザインが採用されているため、高級車特有の威圧感を感じる事はそれほど無かったのです。
4925mm/1795mm/1380mmというセンティアのその大柄なボディを支える心臓部は、3000ccV型6気筒エンジンが搭載されており、最高出力200ps/6000rpm・最大トルク27.7kg-m/3500rpmのスペックを誇ります。
大柄なボディをいとも簡単に前進させるその膨大なパワーは、まさに圧巻の一言。
ハイウェイからワインディングまで、迫力ある走りをセンティアは我々に見せてくれました。
マツダ車らしく欧州の雰囲気を強く感じさせるセンティアですが、6年後の1997年、ついにフルモデルチェンジが施される事になります。
欧州イメージの強かった先代センティアですが、こちらの2代目センティアは、打って変わって和風イメージを引っ提げて登場しました。
それは2代目センティアのキャラクターテーマに、日本刀を掲げている事でご理解できると思います。
今までにはないマツダの販売戦略は見事に功を奏し、2代目センティアは大ヒットを記録したのです。
当時大流行の兆しを見せていた、いわゆるVIPカーのイメージを持っている2代目センティアですが、ドライバーズカー的な秀逸なハンドリング性能を兼ね備えていた事も忘れてはいけないでしょう。
「高級車と言えども走りを楽しむ事ができなければ車としての価値はない!」
この2代目センティアも、「ファン・トゥ・ドライブ」を立派に実践していた一台であったのです。