トリビュートという言葉は歴とした英語なのですが、日本語に訳すと「賛辞」という意味となります。
これは、マツダの持っている優れた技術力と創造性をお客さまに捧げると共に、アクティブなライフスタイルの実現をお客さまに寄与するという願いを込めて命名されたそうです。
トリビュートの登場は2000年まで遡ります。
マツダ唯一の本格派アメリカンSUV車としてデビューしたトリビュートは、2003年12月に初のマイナーチェンジが行われます。
トリビュートは、元々米国フォードとの共同開発によって誕生した車で、フォードエスケープとは双生児の関係に当たります。
もう少し詳しく述べた場合、プラットフォームはマツダながらエンジンはフォードといった組み合わせとなります。
そんなトリビュートですが、残念ながら日本国内での知名度は無いに等しいと言えるでしょう。
ご存知のように国産SUV車というと、どうしてもトヨタや三菱のイメージが強いため、トリビュートは蚊帳の外といった状況が続いていたのです。
しかしながら、トリビュートは北米市場に於いて高い人気を博しています。
「マツダの車は国内では今一歩ながらも海外市場では高い人気を誇る車が多い。」といったジンクスはこんなところにも表れているのです。
SUV車は基本的に大柄で重いボディを持っていますので、どうしても運動性能とは縁遠いイメージがあるものです。
しかし、やはりと言うべきか、トリビュートは違っているのです。
マツダが造る車らしく、SUV車ながらもシャープなハンドリング。
そして、フロント&リアタイヤに回転差が生じると、エンジントルクを自動的にリアタイヤに伝達してくれる「ロータリーブレードカップリング式4WDシステム」が採用されています。
そのため、4WD特有のダイナミックなオフロードドライビングを満喫する事が可能です。
トリビュートの心臓部には、新開発の可変慣性過給システムVISが採用された、2300cc直列4気筒エンジンが搭載されています。
また、新技術の可変共鳴過給システムIMCCが採用された、3000ccV型6気筒DOHCエンジンが搭載されたグレードも存在します。
その他、3ナンバーのワイドボディを大いに生かした優れた居住性、そして広いグラスエリアがもたらす開放感も、トリビュートの大きな特徴のひとつと言えるでしょう。
ドライビングも楽しめるSUV車として君臨したトリビュートですが、残念ながら現在は絶版となっていますので、もはや新車で入手する事は不可能です。
しかしながら、マツダにはトリビュートの正統な後継車CX-7がラインアップされています。
尚、CX-7に関しての詳細は、CX-7の項をご覧頂ければと思います。