キャンターの概要
三菱ふそうトラック・バスから業務用小型トラックとして販売されているキャンター。
キャンターの歴史はかなり古く、初代モデルT720型の誕生はなんと1963年まで遡ります。
そして1968年、2代目に当たるキャンターT90型が誕生を迎えます。
キャンターT90型には、最高出力80psを誇る2700ccディーゼルエンジンが搭載されていました。
7年後の1975年には3代目に当たるT200型キャンターが発売され、僅か3年後の1978年には早くも4代目キャンターFE1・2型が発売されるに至ります。
このキャンターFE1・2型は、当時の大ヒット学園ドラマ「3年B組金八先生」で武田鉄矢演じる坂本金八先生の引越しのシーンで使用され話題を呼びます。
再び7年後の1985年には5代目キャンターFE3・4型が発売されます。
このキャンターFE3・4型から、それまでの丸め4灯式ヘッドライトから一般的な角目2灯式ヘッドライトに変更がなされます。
そして4WDシステムが搭載されたキャンターGUTS、そしてガソリン仕様モデル及びオートマチックミッション搭載モデルもラインアップに加わります。
そして1993年、6代目キャンターに当たるキャンターFE5・6型が発売されます。
このキャンターFE5・6型にはプロジェクターヘッドライト・ツインキャリパーベンチレーテッドディスクブレーキ・衝撃吸収式ステアリング・運転席エアバッグ等が装備されており、より一層の安全性の強化が図られています。
尚、キャンターFE5・6型のCMキャラクターには、人気女優の辺見えみりが起用されていました。
9年後の2002年には、現行モデルとなるキャンターFE7・8型が発売されます。
キャンターFE7・8型には一種独特な印象の強いツリ目型ヘッドライト、そしてキャブオーバー型トラックとしては世界初となるインパネシフトが採用されています。
尚、キャンターFE7・8型のCMキャラクターには、人気ミュージシャンの矢沢永吉が起用されていました。
三菱ふそうトラック・バスは2009年、親会社に当たるダイムラークライスラーと提携しているイタリアのフィアット傘下のフィアット・パワートレイン・テクノロジー社から、小型ディーゼルエンジンの供給を受ける予定だそうです。
この際に供給を受けるディーゼルエンジンにはターボチャージャーが搭載されており、排気量は3000ccで最高出力は177psを発揮するそうです。
いずれにしてももしこの計画が実現した場合、三菱ふそうトラック・バスが生産するキャンターの約6割がフィアット製のエンジンを搭載することになります。
