2002年に発覚したリコール事件により、当時の三菱は存亡の岐路に立たされていました。
なんとか打開策を見出そうと暗中模索する中、三菱はある決断をする事になります。
当時の日本はコンパクトカーや軽自動車が隆盛を極めていました。
そこで三菱はコンパクトカーの開発に着手する事になり、結果的に誕生したのがこのコルトなのです。
コルトは2002年11月、ミラージュディンゴの後継モデルとして誕生します。
ダイムラークライスラーと三菱の共同開発により誕生したコルトは、「カスタマー・フリー・チョイス」という新しい試みがなされているのが大きな特徴です。
この「カスタマー・フリー・チョイス」とは、ユーザーがエクステリアからインテリア、そして装備群に至るまで自由に選択できる方法の事を言います。
これによりコルトは、十人十色の姿形を我々に見せてくれたのです。
コルトはグランディス同様、オリビエ・ブーレイ(Olivier Boulay)によってエクステリアのデザインがなされている事も特徴のひとつと言えるでしょう。
ただ彼の手によってデザインされた富士山型のフロントグリル…いわゆる“ブーレイ顔”は賛否両論を巻き起こした挙句、2004年10月のマイナーチェンジにより廃止となってしまいます。
そんなドタバタ劇を演じながらも、コルトは2002年〜2003年のグッドデザイン賞、そして2004年のゴールデンステアリングホイール賞を始めとする栄えある賞を挙って受賞し、全世界で高い評価を得ていたのは紛れもない事実なのです。
そして2006年5月、コルトのスペシャルバージョンモデルに当たるコルトRALLIART-versionRが登場し話題を集めます。
このコルトRALLIART-versionRは、5速マニュアルミッションとターボチャージャーが搭載された走りに振った特別仕様モデルです。
しかしながら、その他のモデルにも1300cc&1500ccのオールアルミ製MIVECエンジンとINVECS-?VCVT(自動無段変速機)が搭載されていますので、決して侮る事のできない走行性能を約束してくれる筈です。
尚、コルトのプラットフォームをベースに開発されたモデルとして、メルセデスベンツが提供する新世代のコンパクトカー「スマート・フォーフォー」が存在する事も付け加えておきましょう。
