デボネアVの概要
デボネアVは、ギャランΣのプラットフォームをベースとして造られていますので、実は大型クラスではなく中型クラスのモデルに属します。
しかしながら、直線的で硬派なイメージの強いスタイリングが採用されていますので、中型クラスのモデルとは一線を画すある種の威圧感が漂っているのが特徴です。
それを示すように、デボネアVには全長4865mm・全幅1725mm・全高1440mmという堂々たるボディが与えられています。
インテリア空間の快適性もデボネアVの特徴と言えるでしょう。
デボネアVが発売された当時、巷から最も高い支持を得ていたのがトヨタクラウンと日産セドリックですが、両車は3ナンバーサイズのボディが与えられたいわゆる大型クラスに属します。
しかしながら、デボネアVは5ナンバーサイズのボディを持つ中型クラスに属しながら、インテリア空間の広さでは両車を遥かに上回っていたのです。
さらに、大きめで柔らかく設計されたシートが採用されていましたので、デボネアVのインテリア空間は高い快適性を誇っていたのです。
デボネアVには、セダンモデルにしては珍しくFF駆動方式が採用されていた事も特徴です。
比較的大柄なボディが採用されているセダンモデルの場合、通常は小回り性能を意識してFR駆動方式が採用される事が定説となっています。
しかしながら、デボネアVには非常に軽いタッチのパワーステアリングが採用されていましたので、狭い路地が行き交っている市街地での走行や車庫入れの際でも、それほど乗り難さを感じる事もなかったのです。
そんなデボネアVも販売台数に関しては、先に述べましたトヨタクラウンや日産セドリックらのライバルモデルの後塵を拝する状況が続いていたため、誕生から僅か1年余りで生産が終了となり姿を消す事となったのです。
