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デボネアの概要

「走るシーラカンス」の異名を採るデボネアが誕生したのが1964年。
1964年という事は、今から遡る事約44年も前になりますので、まさにシーラカンスという言葉がぴったり当てはまる車であると言えるデボネア。
またこのデボネアは、製造期間に当たる1964年から1986年までの22年間、一度も設計デザイン等に手が加えられる事なく造り続けられていたのも大きな特徴であると言えるでしょう。

デボネアのもうひとつの特徴として、そのなんとも言えない硬派なイメージの強いスタイリングを身に纏っている事も挙げられるでしょう。
このデボネアのスタイリングを手掛けたのは、元ゼネラルモータースのデザイナーであったハンス・ブレッツナーであり、1960年代のアメリカ車を彷彿とさせる押し出しの強いスタイリングは威圧感抜群。
しかしながらデボネアは、実際は5ナンバーに収まるボディサイズが採用されていますので、見た目ほどは大柄ではないのです。

そして1970年9月、2000cc直列6気筒SOHCエンジンが搭載されたデボネア・エグゼクティブが誕生します。
その6年後の1976年6月には、2600cc直列4気筒SOHCエンジンが搭載されたデボネア・エグゼクティブSEが誕生します。
このデボネア・エグゼクティブシリーズは、極めて少数ながら現在でも中古車市場に出回っていますので、きっとご存知の方もいらっしゃる事でしょう。

そんなデボネアですが、1986年についにフルモデルチェンジが行われる事になり、2代目へと生まれ変わります。
2代目デボネアの特徴は、1983年に発売されて高い人気を博したギャランΣのプラットフォームが採用されている事でしょう。
そのため、2代目デボネアは駆動方式がFFとなっていると共に、心臓部には2000cc&3000ccV型6気筒SOHCエンジンが搭載されています。
尚、2000ccエンジン搭載モデルに至っては、後日スーパーチャージャーシステムが採用される事になります。

2代目デボネアのスタイリングは、初代同様大柄なイメージが色濃く残っているものの、初代とは打って変わって極々普通のセダンスタイルが採用されています。
しかしながら、この2代目デボネアもやはり5ナンバー枠に収められていますので、実際はそんなには大きくは感じられないのです。

そして1992年11月、3代目デボネアが産声を上げます。
この3代目デボネアの開発時期は、ちょうどあのバブル期と重なります。
バブル期に開発を迎えた車というのは総じて、大型化が優先事項となっていました。
それを示すように、3代目デボネアには全長4975mm・全幅1810mmという堂々たるボディが与えられていたのです。
また3代目デボネアの心臓部には、3000ccV型6気筒SOHCエンジン&3500ccV型6気筒DOHCエンジンが搭載されていました。

そんなデボネアですが、バブル崩壊による極度の販売不振が響き、1999年を以って生産が終了となったのです。
これにより、永年に亘って続いてきたデボネアの歴史についにピリオドが打たれたのです。

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