デリカの後を引き継ぐ形で誕生したデリカスターワゴンが発売に至ったのは、1986年の6月の事。
デリカスターワゴンの心臓部には当初、2000ccのガソリンエンジンと2500ccのディーゼルエンジンが搭載されていました。
中でも、中心的な役割を担っていたデリカスターワゴンの2500ccディーゼルエンジン搭載モデルには、ターボチャージャーが搭載されていたモデルと搭載されていなかったモデルが存在していました。
最高出力はターボモデルが85ps、NAモデルが76psと共に平凡な数値ながら、低速域から中速域に掛けてのトルクが非常に太かった事から、デリカスターワゴンはその数値を微塵も感じさせないほどの高い走行性能を誇っていたのです。
そして1989年8月、法律の改正により3ナンバーの税制が変更となります。
それに伴い、デリカスターワゴンはデリカとしては初となる3ナンバーサイズのボディに変更になると共に、ハイルーフ仕様モデルとクリスタルルーフ仕様モデルが新たにラインアップに加わります。
また、デリカスターワゴンのガソリン仕様モデルの排気量が2000ccから2400ccまで引き上げられる事になり、兼ねてから問題視されていたパワー不足が解消されます。
そんなデリカスターワゴンですが、1990年9月に大規模なマイナーチェンジが行われ、ヘッドライトの形状が異形2灯式プロジェクタータイプに変更になると共に、デリカスターワゴン4WDスーパーエクシードモデルが新たにラインアップに加わります。
尚、この4WDスーパーエクシードモデルは、その後のデリカスターワゴンシリーズのトップグレードモデルとして活躍する事になります。
時は流れ、誕生から13年後の1999年11月、約5年間に亘り三菱のワゴンモデルの屋台骨を一緒に支え続けてきたデリカスペースギア(1994年5月発売)にバトンを渡す形で、デリカスターワゴンはついに我々の前から姿を消す事となったのです。