様々なバリエーションモデルを誇るeKシリーズの中でも最もレトロなイメージを感じさせるモデルに仕上げられているeKクラッシィ。
このeKクラッシィが誕生したのは、eKシリーズの元祖ともいえるeKワゴンの発売から約1年半後の2003年5月まで遡ります。
eKクラッシィが誕生を迎えた頃、巷ではいわゆるレトロブームが巻き起こっていました。
各社挙ってレトロな雰囲気漂うモデルを開発して世に送り出していたのです。
そのブームに便乗する形で設計がなされたというスタイリングこそ、このeKクラッシィの大きな特徴であると言えます。
中でも最も特徴的であるといえるのが、大きくて縦長のグリルが装備されているという点に尽きるでしょう。
そして、明るいベージュカラーで彩られたスエード調のシートが採用されているという点も、eKクラッシィのレトロ感漂うイメージ創りに一役買っていると言えます。
ベージュというのはレトロ感を感じさせる色の典型ですので、このeKクラッシィのイメージにぴったりとマッチしていたのです。
eKクラッシィには、軽自動車としては初となるUVカット&ヒートプロテクトガラスが装備されていたのも特徴のひとつです。
UVカットガラスは有害な紫外線の直射を極力遮る効果がありますので、主に女性の方々から高い好評を得ていました。
ヒートプロテクトガラスは冷却効果の向上が期待できます。
関西地区のみで発売されていた限定生産モデルが存在していたのもeKクラッシィの特徴です。
その名も「 eKクラッシィ・阪神タイガースエディション」。
このモデルは2003年に限定203台が販売されており、阪神タイガースに因んでイエローのボディカラーにHANSHIN Tigersのロゴストライプがボディに貼られていました。
さらに、扉を開けると阪神タイガースの応援歌である「六甲おろし」がオルゴールから流れるという仕掛けも付いていたのです。
いずれにしても、タイガースファンにとっては堪らないモデルであったのです。
そんなeKクラッシィですが、誕生から2年半後の2005年12月を以って生産が終了となり、我々の前から姿を消していく事になったのです。
