現在でこそランサーエボリューションに主役の座を譲った感が強いものの、長年に亘り三菱のセダンモデルの屋台骨を支え続けてきたギャラン。
このギャランの歴史は非常に古く1969年まで遡ります。
1969年12月、コルトギャランの名称で初代ギャランが産声をあげます。
そして翌年の1970年、伝説の名車ギャランGTOが発売されます。
ギャランGTOは、ダックテールと呼ばれる独特なリアビューとアグレッシブなエクステリアデザインで高い人気を博します。
時は流れて1973年、ギャランΣ(シグマ)&ギャランΛ(ラムダ)が発売されます。
ギャランΣはヨーロピアンイメージの強い4ドアセダンスタイル、そしてギャランΛはアメリカンイメージの強い2ドアハードトップスタイルが採用されて高い人気を博します。
ギャランの知名度が一気に上昇したのは、1987年に発売された6代目からでしょう。
この頃三菱は、WRC世界ラリー選手権に頻繁に出場するようになります。
そこに投入されたのが、ギャランシリーズの中でも最強モデルの呼び声高いギャランVR-4なのです。
ギャランVR-4は、トヨタセリカやスバルレガシーらと共にWRC世界ラリー選手権の舞台で熱い戦いを繰り広げ人気が沸騰します。
さらにギャランVR-4は、主役の渡哲也の活躍で人気を博した刑事ドラマ「ゴリラ・警視庁捜査第8班」で使用された事により、さらにその人気に歯車が掛かります。
ギャランVR-4の心臓部には2000ccDOHC16valveインタークーラーターボエンジンが搭載されており、最高出力240psのスペックを誇ります。
この心臓部は1996年に発売されたギャランの国内最終モデルでは、排気量が2500ccに引き上げられると共に最高出力も280psまで向上します。
これによりギャランVR-4は、名実と共に三菱のセダンモデルの代表格となったのです。
VR-4の活躍でその人気を不動のものとしたギャランも2005年6月、国内に於けるセダンモデルの人気低迷により、36年にも及ぶ長い歴史に幕を下ろす事になったのです。