伝説の名車スタリオンが誕生したのは1982年まで遡ります。
2ドアハードトップが採用されて高い人気を博した、ギャランΛ&エテルナΛの正式な後継モデルとしてスタリオンは世に放たれました。
当時のスタリオンの直接のライバルモデルは、国産車ではなくポルシェ924。
事実当時の自動車雑誌に於いて、スタリオンとポルシェ924を比較した特集記事が紙面を賑やかに飾っていました。
スタリオンの心臓部には当初、2000cc直列4気筒SOHCターボ&NA(自然吸気)エンジンが搭載されていました。
しかしながらその後、国産市販車では初となる空冷式インタークーラーターボエンジンが搭載されたスタリオン2000GSR-V。
ブリスターフェンダーの装備により3ナンバーとなっているスタリオン2000GSR-VR。
そしてギャランΛ&エテルナΛやデボネアと同じ2600ccエンジンが搭載された、スタリオン2600GSR-VRがラインアップに加わります。
いずれも中低速トルク重視のセッティングがなされていたのが特徴で、2600ccエンジン搭載モデルに至っては、最高出力175psに対して最大トルクはなんと32.0kg-mという驚くべき数字を示していたのです。
そしてこれは知る人ぞ知る、スタリオンにはラリーモデルが存在していたという事実。
このスタリオンラリーモデルは、世界ラリー選手権WRCへの参戦に向けて開発されたモデルであり、心臓部に最高出力360ps・最大トルク32.0kg-mのスペックを誇る2091ccSOHCインタークーラーターボエンジンを搭載していました。
そして丸型4灯式ヘッドライト&大型フォグランプ、オーバーフェンダー、リアスポイラーに内蔵されたオイルクーラー、エアインテークが装備されたFRP製ボンネット等が採用されたエクステリアを持っていました。
このスタリオンラリーモデルで培った数々のノウハウは、ランサーエボリューションやギャランVR-4、そしてGTOの開発に活かされているという事です。
そんなスタリオンも1990年に生産が終了となり、先に述べましたGTOにバトンを渡す事となったのです。
尚スタリオンは、ジャッキー・チェンがドライブして話題になった大ヒット映画「キャノンボール2」に登場していますし、舘ひろしがドライブして話題になったドラマ「ゴリラ・警視庁捜査第8班」では、なんとガルウィングに改造されたスタリオンが登場しています。
また大人気ゲーム「グランツーリスモ4」には、スタリオンラリーモデルが登場を果たしています。
