ガゼールの概要
3代目に当たるS110型シルビアをベースに開発されているガゼール。
同時にガゼールとシルビアは血を分けた実の兄弟関係に当たります。
ガゼールとシルビアの相違点として挙げられるのは、ガゼールが日産モーター店で販売されていたのに対し、シルビアは日産サニー店で販売されていた点になるでしょう。
当時日産モーター店は日産サニー店よりも格上の存在であった事から、ガゼールはシルビアよりも上級モデルとして位置付けられていたのです。
そんなガゼールが誕生を迎えたのは、今から約29年前の1979年3月まで遡ります。
ガゼールの大きな特徴は、ガゼールという名称の由来となっているカモシカの仲間であるガゼルのグラフィックがオプション設定されていた点に尽きるでしょう。
このガゼルのグラフィックを装着する行為は当時巷で大流行しており、ガゼールのオーナーのほとんどがボンネットに装着していました。
また、当時の大人気刑事ドラマ「西部警察」の中で故石原裕次郎演じる木暮課長が実際にグラフィックの装着されたオープンボディに改造されたガゼールを使用していた事で、その人気は頂点に達していたのです。
ガゼールの心臓部には、当初1800cc&2000cc直列4気筒SOHCエンジンが搭載されていました。
その後、R30型スカイラインと同じスペックの直列4気筒DOHCターボエンジンがガゼールにも搭載される事になります。
そんなガゼールですが、誕生から4年後の1983年3月にモデルチェンジが行われて2代目へと生まれ変わります。
2代目ガゼールの大きな特徴は、当時大流行の兆しを見せていたリトラクタブルヘッドライトが採用されていた点に尽きるでしょう。
また、世界初となるパワーウーハーや日本初となるチルトアップ機構付電動ガラスサンルーフ&キーレスエントリーも2代目ガゼールには採用されていました。
様々な点に於いて大きな話題を集めていたガゼールですが、初代の誕生から約7年後の1986年2月を以って生産が終了となり姿を消していく事になります。
尚、ガゼールの後継モデルは1989年に発売されて高い人気を博していたS13型シルビアの派生モデルに当たる180SXになります。
