インフィニティQ45の概要
日産の誇るフラッグシップカーであるプレジデントをベースに開発されているのがこのインフィニティQ45です。
インフィニティQ45が誕生したのは、今から約19年前の1989年11月まで遡ります。
1989年といえばバブル経済真っ盛り。
さらにインフィニティQ45はいわゆる高級車に属しますので、メッキパーツが多用されたエクステリアやウッドパーツが使用されたインテリア等の贅沢な造り込みが随所になされていたと思われがちです。
しかしながら、このインフィニティQ45には一般的な高級車とは一味違った造り込みがなされていたのです。
インフィニティQ45には、なんと高級車の象徴ともいえるフロントグリルが存在しません。
存在するのは七宝焼きのエンブレムのみ。
また、漆塗りと呼ばれる地味なイメージの強いインテリアがインフィニティQ45には採用されていました。
これら高級車のイメージを覆す斬新なアイデアは、当時巷で大きな話題をさらっていたのです。
一般的な高級車とは一線を画すエクステリア&インテリアデザインも然る事ながら、走りに振った味付けがなされた足回りが採用されていたのもインフィニティQ45の特徴です。
インフィニティQ45には、優れた追従性を示す油圧式アクティブサスペンションや手応えのあるハンドリングが採用されていました。
さらに高い剛性感を誇るボディを持っていた事から、インフィニティQ45はコーナリング性能がスポーティカー並みに高いのです。
高級車でありながら走りの方も楽しめてしまう車というのは、世界中でこのインフィニティQ45とBMWぐらいのものでしょう。
そして、インフィニティQ45の心臓部には4500ccV型8気筒エンジンが搭載されていましたので、4500ccという大排気量を生かしたトルクフルでフラットな高級車的な走りも兼ね備えていたのです。
そんなインフィニティQ45ですが、誕生から4年後の1993年6月に最初で最後のマイナーチェンジが行われています。
このマイナーチェンジでは、兼ねてから不評を極めていたグリルレスのフロントマスクが廃止となりグリルが装備されたフロントマスクへと変更がなされています。
その後、Y33型シーマに統合される形で1996年9月に生産が終了となり、インフィニティQ45は我々の前から姿を消していく事となったのです。
