突然ですが、皆さまはこのモデルの名称となっているエスカルゴという言葉の意味をご存知でしょうか…?
エスカルゴとは、フランス語で「カタツムリ」という意味になります。
まさにカタツムリを連想させるスタイリングとなっているのが大きな特徴であるこのエスカルゴ。
大きく上方に飛び出したヘッドライトと丸い弧を描くようなデザインとなっているルーフ形状はカタツムリそのもの。
このユニークで個性的なスタイリングだけでもこのエスカルゴという車の存在価値があるように思われますが如何でしょうか…?
そんなエスカルゴが誕生を迎えたのは、今から約19年前の1989年1月まで遡ります。
当時はバブル景気真っ盛り。
そのため、どこの自動車メーカーも大判振る舞いの状態となっていました。
日産自動車もBe-1・パオ・フィガロ・ラシーン等のコンセプトカー的な要素を持つスペシャルモデルを「これでもか!」とばかりに発売していました。
エスカルゴもそれらのモデルと同じ系列のモデルとして位置付けされていたのです。
全長3480mm・全幅1595mm・全高1835mmという最近の軽自動車となんら遜色のないコンパクトなボディが採用されていたエスカルゴ。
さらに最小回転半径の数値が4.7mmと極端に小さかった事から、エスカルゴは狭い道の連なる市街地でその真価を大いに発揮していたのです。
エスカルゴの心臓部には、最高出力73psを誇る1500cc直列4気筒SOHCエンジンが搭載されていました。
確かに排気量の割には非力なパワーながら、必要上十分なトルク性能を誇っていました。そのため、エスカルゴは市街地は元よりワインディングから高速道路に至るまでなんら問題も無く走行する事が可能であったのです。
尚、エスカルゴは1989年1月から1990年12月までの受注生産で販売されていました。
この約2年間に及ぶ総販売台数は10,600台となっています。