アルシオーネの概要
1985年6月8日に富士重工は、パーソナル・スポーツクーペ「アルシオーネ」シリーズを発売しました。国内発売に先立つ1986年1月に、すでにスバルXTクーペとして「デトロイト・ショー」で初披露され、富士重工としては初の海外先行発売車種となったようです。
「デトロイト・ショー」デビューに際して、各国のモータージャーナリストを招いた大々的な試乗会や、ハリウッド映画へ登場させるなど、「XTクーペ」へのアメリカ市場における富士重工の期待の大きさをうかがわせました。
スバル自動車の発表しているアルシオーネのスペック、車両データは下記の通りです。
・サイズ :前長 4450mm
全幅 1690mm
全高 1335mm
・乗車定員 :4名
・エンジン :EA82/水平対向6気筒
・総排気量 :1781CC
・最高出力 :120ps
・最大トルク :12.2kg・m
1970年代のコンセプトカーライクなルックスのクルマが現実に道路を走りました。
1985(S60)年に登場したアルシオーネはそれほど衝撃的なクーペスタイルを採用していたのです。
前衛でありながらエアロダイナミクスをしっかりと採り入れたウエッジシェイプで、低いノーズはスバルお得意のボクサーエンジンの恩恵だといえます。
小さなキャビンはガラスだけで持ち上げられたようにも見え、居住性を犠牲にしてまでもスタイリッシュさにこだわったようです。
メカニズムもエクステリアに負けず先進的だったようです。
エレクトロニクスの宝庫で、特に1987(S62)年に登場した日本初のボクサー6気筒搭載モデルにはACT-4と呼ばれるアクティブトルクスプリット型4WDシステムが早くも採用されているようです。つまり、日産スカイラインGT-R(R32)より先に先進的な4WDシステムを採用していたという事です。