スズライトについて
スズライトはメーカベースで作られた本格的な軽自動車のパイオニアであった。
小型乗用車として変わらない装備を持っている。
開発に参考とした車がドイツの小型車ロイドであった。
2ストロークエンジンと前輪駆動方式であったことと商用車にしたことを想定し荷室確保を考えて、
スズライトも他社に先駆けてFF方式を採用としたのでしょう。
スズライトSL型の場合はリアに大きなドアを持ち商用ライトバンにして、
小型ながらも十分なスペースを確保しました。
当時、まだ戦後の混迷気にあった日本では、乗用車需要がほとんど期待できなかったため、
商用車としての機能を満たすため、エンジン・ドライブトレインが前方にあり、
荷室が大きくとりやすい、前輪駆動・FF式を取り入れたのでしょう。
この頃はまだ国産メーカーはアメリカ、イギリスなどからの技術を導入し、
コピーしたものを生産するというノックダウン生産が主流であったが、
軽自動車という規格はあったものの当時の技術では「乗用車」として成立することは
不可能だったと考えられており、町工場などで細々と製造されているに過ぎなかったのである。
初代は販売が伸び悩んだ為ライトバンのみに車種整備された。
当初は前後輪ともダブルウィッシュボーン/コイルの4輪独立懸架サスペンションで
フロントにはボールジョイントを採用していたが、当時の日本の悪路ではサスペンションの耐久性に
問題があり、後に前後輪とも横置きリーフ式の独立懸架に改められました。