トヨエースは、トヨタ自動車の小型トラックである。
1954年、トヨペットライトトラックSKB型として登場した。
1956年にトヨエースの愛称が付けられる。
立川飛行機からトヨタに転じた長谷川龍雄が開発主査している。
戦後の自動車の主役といえばオート三輪であったがその市場を駆逐し、
小口物流トラック市場の新しい時代を切り開く画期的な車となる。
当時の日本の自動車販売は、トラック市場がほとんどであったため、
これは日本の自動車業界にとって非常にセンセーショナルな出来事で
あった。
また1956年のSKBは、社団法人自動車技術会の「日本の自動車技術180選」
のトラック部門で選出されるほどであった。
フラットヘッド直4水冷の簡単な構成のエンジンをセミ・キャブオーバー
型のシャーシに配し、小型トラックの原点とでもいうべき車である。
1985年に登場した5代目からは、ダイナ2トン積みと双子車となり、
トヨエースは長らく1tクラスのみの構成であったが、これにより2-3t
クラスもバリエーションに加わった。
1995年に登場した6代目は、ダイナとの違いはフロントグリルのみと
なった。
1999年に登場した現行モデルは、ダイハツデルタのトラックとして
OEM供給されている。今は国内での供給を中止しているデルタのOEMで
あった日野自動車のデュトロもこの時、姉妹車となる。
現在、日本車の中の現存するモデルの中で、ランドクルーザーについで
2番目に長寿となっており、これは同じトヨタのクラウンよりも長く
なっている。
